【Sukai】皇海山登頂後、六林班峠で道迷い銀山平下山時は遭難騒ぎ

Failure Tree Analysis of the trouble on the way back from Mt. Sukai   皇海山登頂後、道に迷ってしまい下山が遅くなりました。 コースタイム(計画)と実際にかかった時間の比較です。(時期は4月下旬の残雪期) 庚申山荘の布団が快適でのんびりしていたら出発が30分遅れました。夏道ならコースタイムの7割くらいで歩けると思っていたので、30分くらいの遅れならすぐに取り戻せるだろうと思っていたのですが、庚申山~鋸山の稜線では縮まるどころか60分に開いてしまいました。皇海山までペースを上げて登るも縮まらず、その裏で体力を消耗していました。 そのあと決定的な道迷いを喫し、最終的には4時間遅れて下山。危うく山の闇に飲み込まれるところでした。日があるうちに庚申山荘まで戻れたのが不幸中の幸い。     ということで時系列に振り返ってみて、問題点を考えてみます。 朝食はラーメン。お湯を沸かそうとすると水漏れが。。。半永久的耐久性と疑わなかったプラティパスに穴が開いていました。   テーピングで補修したのですが、庚申山~鋸山の稜線でけっこう漏れました。コースタイムを取り戻すためにどんどん飲んだのも影響してか、皇海山頂上でプラティパスはもう空っぽ。残りはあと500mlのペットボトルのみになりました。この水の配分には、下りは体力使わないから500mlもあれば十分だろうという過信もあったと思います。   疲れていたので庚申山~鋸山のこのギザギザをまた歩きたくないな~。ということで下山ルートに選んだのは、登りとは異なる六林班峠まわりのルート。   計画書どおりとはいえ、トラバースルートのある六林班峠のルートを選んだのが最大の過ちだったと思います。 下山コースタイムの差は鋸山~庚申山荘で、稜線ルート200分に対して、六林班峠ルート215分。15分程度の差ならまだ通っていないルートを通ってみようと欲がでてしまいました。   この写真は六林班峠に下っているところです。実はこの日は私含め3人が栃木県側から入山していました。早朝入山して鋸山で私を追い越したスーパーお兄さんAがトップ登頂、庚申山荘に泊まった私が2番目登頂、そしてこれまた早朝入山してきたスーパーお姉さんCが3番目登頂。 下山ルートは3人の間でも議論になり、結果的にお兄さんAと私が六林班峠経由下山ルート、お姉さんCは来た道を引き返す稜線ルートを選びました。   お姉さんCの事前調査のとおり、六林班峠のルートはすごい笹、笹、笹。背の高い笹原でほとんど登山道がどこかわからない状態です。まだここは峠までの尾根上なので、ヘタに斜面を下りなければ峠に着くはず。   標識がでてくると安心します。もう少しで六林班峠。   六林班峠に着きました。 ここから庚申山荘までトラバースルートになります。トラバースルートなので明瞭な尾根上ではなく、山の斜面を横切るようにして進んでいきます。横切るといってもどこでも横切れるわけではなく、何本もの沢を渡る必要があるためコースを間違えると沢を渡ることができません。 残雪期にトラバースルートを選んだことが最大の過ちでした。「積雪期は稜線」この言葉を南アルプスで痛感したにもかかわらず、今回もトラバースルートを選んでしまいました。 残雪期のトラバースルートはコースが不明瞭で、雪渓が横たわっていたりすると、もう次はどのあたりから入ったらよいのか判断が難しくなります。結果的にトレースをたどって行ったら間違った尾根を下っていました。確かにあったんですよ足あとが、、、それが鹿のものだと気づいたときには高度150mくらいは下っていましたがね。。。   あぁ迷った、と気づいたときは焦りましたよ。   悔やんでもしょうがないから、セオリーどおり来た道を登り返します。予想以上に下っていました。来た道を登って戻るも、トラバース路には気づかず鋸山―六林班峠の尾根まで戻って、やっと標識を見つけたときは、どれだけ安心したことか。 それでもこれまでの1時間に加え、1時間30分ほどロスしましたので、合計2時間30の遅れでもう一度六林班峠からトラバースをやり直します。   ルートは不明瞭、くさった雪のトラバースで歩きづらい、沢を横断するところはガレガレで危険、疲れたけど飲む水もない、先が見えない中 日没がせまる、、、   こんなでペースもあがらず山荘到着もどんどん遅れていきます。早く連絡しないと心配するだろな~。こうなったらもう雪でも食ってみると少しは身体が動くようになるもんです。 ようやく庚申山荘まで0.5km。予想以上にトラバースルートは水平移動が長かったです。沢をわたるために回り込むこと10回以上。ルートはぐにゃぐにゃ。   小屋まで戻りましたが、もう体力の限界近し。水場でむせるほど水を飲み、転がっていたサバ缶を食べようとしたら空き缶でした。 山岳地帯最強を誇るDocomoでもまだ携帯電波は通じません。「ドコモご利用になれます!」と書いてありますけど、今回のルートはほとんど赤(圏外)です。少し休んだらデポ荷物も詰め込んで先を急ぎます。…

【Sukai】庚申山・鋸山を経て皇海山ロングルート

Super long route to the summit of Mt. Sukai.   4月下旬に皇海山に登ってきました。 皇海山は深田久弥の日本百名山に数えられている栃木/群馬県境の山です。ルートは2通りあり、栃木県側(東側)の足尾からのルートと、群馬県側(西側)の沼田からのルート。 今回は群馬県側のルートが橋梁工事のため通行止めになっているということで、栃木県側の一択。栃木県側の銀山平から庚申山・鋸山を経て皇海山にいたる伝統的なルートでチャレンジしてきました。問題点は、駐車場からコースタイム14時間超という長い行程。駐車場から2時間のところに無人の山荘があるので、そこで一泊してアタックすることにしました。それでも12時間以上の行程を歩きぬく必要があります。   クルマで銀山平に向かいます。   1日目は山荘までの2時間と余裕をかましていたら、登り始めるころには日が暮れ始めてしまいました。。。かじか荘の駐車場をかりて登山開始(17:00)。   かじか荘の先を歩いていくとすぐにゲートがあります。この先はまだターマック(舗装路)。   そして次のゲートでグラベル(未舗装路)になります。   未舗装路はこんな感じ。マウンテンバイクなら走れそうですが、入っていいかどうかは分かりません。   新しそうな土砂崩れがありました。南アルプスの椹島に自転車で入った時、土砂崩れのため谷底を迂回したことを思い出します。ここは土砂を乗り越えて通過。   一の鳥居に着きました。ここで林道は終了。土砂崩れがなければ許可を得た車両はここまで入って来られるのだと思います。ここからは車両は入れない登山道で、旧猿田彦神社の鳥居をくぐって進んでいきました。   出発が遅れたので、案の定日が暮れてきてしまいました。 庚申山荘に着くころには、もう薄暗いを越してヘッドライトが必要なくらい(18:50)。この日は管理人不在、お客もいなかったので、たった一人で小屋に泊まることになりました。ちょっと怖い。   素泊まり2050円で布団も借りられます。快適なので大勢で行ったら楽しそうだなぁ、と一人さびしく妄想。 歩きはじめる前に食べてきたので、小屋では一杯だけやって就寝。     さて2日目。行程が長いので不要な荷物は小屋にデポさせてもらいました。 庚申山荘から庚申山の稜線までは急登をいきます。   梯子も出てきました。巨岩の間を抜けていきます。   岩場を抜けると、傾斜が緩やかになって笹原が広がっていました。   1個目のピーク庚申山。ここから皇海山まで11のピークを越えて行きます。   左が鋸山(のこぎりやまの名前のとおり急な登降あり)、右が目的の皇海山(すかいさん)。   皇海山から日光白根山にのびる稜線。日光白根山はまだ雪がついています。   鋸山までの稜線を行きます。所々に雪が残っていました。前半はアップダウンあるものの岩場はありませんでしたが、、、   後半は岩場が出てきます。さすが破線ルート。   鎖場、梯子が出てきます。岩がもろいので落石への注意が必要です。   庚申山から11個目のピークが鋸山(1998m)。この稜線ルート、特に後半のもろい岩に気を使い疲れました。…