【Ashio】仁田元沢を遡行して中倉尾根を下山
Pure stream and the dead valley affected by the industrial smoke. 足尾に沢登りに行ってきました。早朝の足尾の谷を銅親水公園から望む。旧精錬所の煙突が見えます。 今日のルートは長いので早朝出発。足尾の砂防堰堤を越えていきます。(山沿いに堰堤の上にでる遊歩道があります。) 砂防堰堤の向こうはダム湖、ではなく河原が広がっています。鉄橋を渡って仁田元沢対岸へ。 写真の左方向へ仁田元沢沿いの林道を歩いていきます。この林道が地味に長かった。林道終点のスリットダム(すきまのあいた堰堤)の向こう側が入渓ポイントになります。 沢は昨年のお手軽桜沢以来です。ネオプレーンの靴下に沢靴、スパッツを履いて、ハーネスにヘルメットでいざ出発。結局ザイルは使いませんでしたが、ハーネス・ザイルを持っているのと持っていないのとでは安心感が違います。 水流に足をつけると、冷たくて気持ちいい。ずっとつけていたら冷たくてしょうがないでしょうが、ネオプレーンの保温性のおかげでちょうどいい。 最近は積極的にドボンしにいくわけではなくヘツリながら大人しく登っています。それでも暑くなってくると膝まで浸かったりして涼を楽しみました。 最初は暗めだった沢が、だんだんと明るくなってきました。澄んだ水流に光が差し込んでとてもきれいです。イワナがいそうな感じがしますね。 今回はこのルートでだれにも会いませんでした。釣師と沢屋は犬猿の仲ということを知ったので、釣師に遭うかな遭うかなとドキドキしていたのですが。 水量3:1のような合流がいくつかありますが、常に水量の多いほうへ進みます。この仁田元沢予想以上に長かったです。 やっと沢が枯れてきました。森のすきまから空が見えてきたので、もう少しで稜線にでるはずです。 下山に使う尾根は沢の右側をはしる中倉尾根。現在地を確認しながら稜線のコルに続く沢を慎重に見極める必要があります。 実は今回ルートを間違えてしまい寄り道をした経緯はまた書くとして、正規ルートに戻ったところから再開したいと思います。 中山尾根にでました。背の高い笹が生い茂っておりルートが不明瞭なため、ルートファインディングが求められます。 中倉尾根に乗っていれば左手に皇海山が見えるはずです。中倉尾根でオロ山、沢入山、中倉山と縦走していくのですが、オロ山を越えるまではルート不明瞭な尾根でした。テープが導いてくれたのですが、間隔が広く次のテープが見つけづらかったり、こんな急勾配を降りるのみたいなコース取りもありました。 この写真はオロ山をぬけたところでしょうか。笹っ原に白い雲がきれいです。 そして眺める先には、、、 松木沢側の荒涼とした山肌があります。 中倉尾根を境にして、左側が松木沢側で、右側が仁田元沢側。 松木沢側の山肌は、足尾銅山の煙害と伐採で木が無くなり、保水力を失った山肌は現在も崩壊を続けているとのことです。 今回行ってきたルートをGoogle earth上に表示しました。遡行した仁田元沢と松木沢の違いは歴然です。精錬所からの亜硫酸ガスは、特に松木沢の谷に蔓延したのでしょうか。松木沢一帯は茶色い山肌をあらわにし、樹木が生えていないことがよくわかります。 こういう現実をみられただけでも、今回のルートを実際に歩いてみてよかったと思います。
