【Tsugami day2】栂海新道最深部、積雪期縦走【Inugatake-Asahidake】
Excellent sea to summit route, which was lead by Sawagani mountaineering club 栂海新道Sea to Summit縦走の2日目です。 初日は親不知から栂海山荘まで行く予定でしたが、精根尽き果てて黄蓮山の先で幕営でした。2日目は初日の遅れを取り戻すべく早立ちして先を急ぎます。残雪期の栂海新道2日目の行程はエスケープルートなし。進むも戻るも下界まで1日以上かかる最深部に踏み込んでいきます。 まず前日の残りの行程、栂海山荘への登りに取り掛かります。 幕営地から1時間程度で6:00に栂海山荘到着。計画ではここを5:00に出発する予定だったので、遅れも気にならなくなってきました。栂海新道の白鳥山から犬ヶ岳(栂海山荘)への稜線を振り返ります。間違いなく栂海新道の中で最もきつかった区間です。 栂海山荘のすぐ上にある犬ヶ岳の頂上尾根。なかなかシャープな稜線でした。風もあるので、休憩は頂上から少し降りたところで。 犬ヶ岳1593mに無事登頂。栂池山荘で幕営していたら、栂池山荘からすぐなのであっさりだったと思いますが、早朝からがっつり登ってきたので2日目の1座目にふさわしい達成感。ここからが本当の2日目なので頑張っていきましょう。 犬ヶ岳頂上から本日の稜線。犬ヶ岳からサワガニ山、黒岩山、長栂山を経て朝日岳まで行く予定です。周囲の尾根が合流するジャンクションピークをいくつも越えていき、後立山連峰っぽい大きな尾根になっていきます。最奥には朝日岳、初日に白鳥山からみた犬ヶ岳のような遠さを、朝日岳にも感じます。2日目は計画どおり歩ききることができるでしょうか。 犬ヶ岳からサワガニ山への稜線。犬ヶ岳の前までより雪の量も増えてきましたが、南側斜面では土が出ているところもありました。そのたびにアイゼンを脱着していては進みが遅くなりますので、基本的にアイゼン装着で夏道にも対応していきます。 サワガニ山1612mに登頂。栂海新道を開いたサワガニ山岳会の名前はこの山からとられています。 栂海新道2日目のこの日はとても良い天気で、日焼けが心配。太陽からの直射日光だけでなく、雪面からの反射もありダブルで効きますから、日焼け止めを塗りたくっておきました。 サワガニ山から黒岩山へ。白鳥山、白馬岳など白シリーズの中に唯一「黒」を名乗る黒岩山どんな山なのでしょうか。 黒岩山1624mに到着。名前の黒い岩はよくわかりませんでした。 特徴的だったのが頂上の標識。栂海新道の頂上標識は、プレートをくりぬいて文字としている共通点があり、この黒岩山はドリルで少しずつ抜いたような手作り感。愛着がわく書体です。 黒岩山から朝日岳方面はなだらかな広いバーン。犬ヶ岳から黒岩山までは小ピークが続く明確な稜線と比較すると対照的です。スキーを持っていたら 縦横に滑ってみたくなるような広大な斜面です。 その反面、稜線は明確でないためルートどりが悩ましいところ。夏道や木道は雪の下に隠れていますから、樹木に囲まれて詰んでしまわないようにする必要があります。今回は、山と高原地図にマーキングされているルートと同じように写真右側(西側)へ進路をとりました。 私たちも主体的にルートを決めてきたつもりでしたが、いつも現れるのが先行者のトレース。このトレース、結構新しいもので、進行方向は同じ上り方向、時期は1~2日前のもののように見えました。このトレースのすごいところは視界に入っていないその先の地形も見通しているかのような、コースをよく知り尽くした絶妙なライン。直接はあっていなくても、こうやってトレースをとおして思いが伝わってくるのって素晴らしいですね。 上の写真の雪壁をトレースは直登。右からゆるやかに巻くのはかなり距離があるので、先行トレースと同じように一気に直登して抜けました。 雪壁をあがったら広いバーンの頂上にある長栂山までもう少し。この広い区間は、これまでのように稼いだ高度を失うこともなく、どんどん高度をあげて来れれたのでとても気持ちいい区間でした。黒岩山からのコースタイム4時間40分もあっという間でした。 長栂山に差しかかると風強し。風が強く、雪がつかない長栂山に登頂。 この長栂山頂上付近は夏道が見えていました。次のピークは右に丸く見えてきた朝日岳、本日のメインディッシュです。 アルプスっぽい風景になってきました。正面奥に白馬岳ととんがった旭岳。右の丸いのが朝日岳。 真っ白な雪原。これまでの残雪と比べて、高度を上げると雪もきれいです。 …
