【Fountain】夏の反省、噴水のある公園にて

Went to a park with my daughter, and she caught a cold.   噴水のある公園に行ってきました。 池がなく近寄れるタイプの噴水。近くまで行ってみましたが、結構な高さまで吹上げているので、こわくなって戻ってきたところ。   靴を買いました。これまでの靴はソールが全くないタイプでしたが、今回のはソールが薄いタイプ。つま先部分も出っ張らないように丸く仕上げてあるので、足を上げたときにつまずきづらくなっています。   歩くようになると外遊びもいっそう楽しくなります。   もう一度噴水に挑戦。(はい、連れて行ったのは私です、反省)   このあと見事に噴水タッチに成功しました(←親ばか)   しかし後日、この噴水遊びが原因でか風邪をひいてしまいました。ひざ下と靴くらいしか濡れていなかったので、靴を脱がせて帰ってきたのですが。。。 ムスメは辛そうだし、ツマには迷惑をかけるし、ただただ反省です。外遊びはいろいろ楽しいことがある半面、こどものリスク管理は大人とは比べ物にならないほどしっかりせねばならないというメモ代わりの投稿でした。    

【Bubbles】シャボン玉ブームなムスメと私

Enjoyed blowing bubble with my daughter.   最近、ムスメとシャボン玉で遊んでいます。お風呂で遊んでいたら、床がぬるぬるになってすっ転んでしまいました。 この写真は我ながら傑作だと思っていて、iPhone構えてその下からシャボン玉を風下に向かって吹くというセルフ箸上げチックな感じで撮りました。彩度をあとから上げていますが、陽射しでシャボン玉に七色がついて美しい。そして楽しそうなムスメの表情がまたいいんです。   ムスメも最近はシャボン玉を吹けるようになりました。 市販のシャボン玉セットもよくできていて、何も考えずに吹くだけでたくさんのシャボン玉を連続してつくれます。ただの輪っかだと息を吹き込んでシャボン液が供給されなくなったらシャボン玉は続かなくなってしまうで、ストローにも液の供給が途切れにくいように工夫がしてあります。息の強さによって大きいシャボン玉にしたり、連続シャボン玉にしたり。 iPhoneのスローモーション動画は秀逸で、シャボン玉のシーンもスローモーションにすると日常ではフッと通り過ぎていたことに気づきます。スローモーションを撮ってみてシャボン玉が連続して生成されるしくみが気になりました。動画の瞬間を切り出してみましょう。シャボン玉の筒にくびれができてそこから分離しているように見えます。ストローにスリットが開いているので、吹き込みが乱流になりウェークの瞬間にシャボン液が回り込んできてシャボン玉の句切れになるのでしょう。 他にもシャボン液も界面活性剤と増粘剤の調合がミソみたいで、夏は渇きにより破裂しやすかったり、夏と冬では気温の違いから粘性が違ってくるので最適調合が異なるなど、奥が深いですシャボン玉。    

【Wide lens】超広角レンズで撮る子どもの写真

Photos with super-wide lens   久しぶりに広角レンズを持ち出しました。 予想通り、歩くようになって構図をゆっくり作っていられなくなってきたので、ここでEOSの高速AF+広角レンズの本領発揮です。もう赤ちゃんじゃないので、40mmの単焦点なんぞではフレームに収めることもできません。振り返ってみると半年毎に思い出したようにレンズレビューをしていて、印象が変わってきていることがわかります。 2015年6月:【Lens】赤ちゃんの写真撮り比べ 2015年11月:【Lens】続・赤ちゃんに適したレンズ   普段は17-70mmに対して、これは10-22mmのワイド端(10mm)で、やっぱり開放感がちがいます。   この日はとっても暑かったので、インドアプレイランドを再訪。   広角レンズだと、日の丸構図になりがちですね。端のほうは画像がかなりゆがむのです。   気が付いたら7D MarkIIの価格が下がってきています。もうすでに発売から2年近く経っているんですものね。2016年8月現在で最安値は12万5千円。価格推移グラフの傾きも底付の様相を呈しています。愛機7Dも2009年の発売から2年遅れの2011年に導入し丸5年が経とうとしているし、シャッター回数も6万回を超えたし、ここらで7D(MarkI)を元手に7D2にリプレースが理想的なところ。 30Dから7Dに移行した時は非常に感動したことを今でも覚えていますが、7Dから7D2への移行でどの程度の性能差と喜びを得られるかが、このリプレースの原動力になります。7D2の性能が着実にアップしているのは確かで、バージョンアップもありましたし、近々純正のWi-Fiアダプタが発売されるとの情報もありましたので、これはうれしい(Wi-Fi-は7D2でないと使えません、アップロードが早くなるよ!)。抵抗勢力としては、予算の問題、7Dの実績ですと10万円そこそこで5年使ってますから、2万円/年。 アピールポイントとしては、シャッター耐久寿命に対するリスク管理があげられますが、15万回の保障寿命?に対してまだ6万回なので、仮に15万回で寿命が来る確率だってキヤノンさんのことですからある程度低く設定してあるでしょうし、6万回高々で壊れるリスクなんてリスクとして考えるほうがおかしいと言われるくらい低い確率なんですよね(自己完結)。でも機材を新しくする喜びってあるじゃないですか。EOS、特に一桁Dは製品寿命も長いので、その喜びは数年は保障されますし、愛機7Dはマグネシウムボディの上質な塗装が剥げるくらい使い込んでいるし、モチベーションは必ずあがるはず。 共有フォルダにアップロードする写真を楽しみにしてくれている人いるのになぁ>だれとなく    

【CWFFW】プレマシーの洗車とライバル機の量産開始の話

Washed Mazda5 for the fist time.   戦車じゃなくて、洗車しました。 プレマシーを初めて自分で洗車しました。 洗車して見違えるほどキレイになりました!いちおうまだ生後8ヶ月なので赤ちゃんの卵肌ってやつでしょうか。輝きが違います。   これまでは1ヶ月点検、6ヶ月点検があったのでそのときの洗車でしのいできましたが、いいかげん汚れがひどくなってきたので、水道と時間の確保できる夏休みにやろうと思っていました。 洗車のタイミングはボディの温度が大切とききます。熱すぎるとすぐ泡が乾いてシミになってしまうそうなので、ひと雨降って気温・表面温度の下がったタイミングで洗車を決行。泡スポンジで大きな汚れはおちたのですが、雨上りの気温でさえ泡が乾いてシミっぽくなってきてしまいました。そこで重要なのが拭き取り、もう一度シャワーでボディを湿らせてから、水滴をキレイに拭き取っていきました。   プレマシーが予想以上にキレイになってテンションが上がります。ワクワクして早く運転したい気になります。こんなにテンション上がるなら定期的にコイン洗車場に通おうかな。 これまでのクルマと比べて大変だったのは、ルーフの洗浄・拭き取り。ルーフの中央部に手を伸ばすと、脇に泡がついてしまいます。これでもロールーフミニバンですから、一般的なミニバンだと脚立は必須ですね。     次は競合機の話。 新型セレナが8月24日に発売になり、新型フリードは9月16日に発売になります。 http://www2.nissan.co.jp/SERENA/NEW/SP/ http://www.honda.co.jp/FREED/new/?from=FREED-top 新型フリードは、期待していたターボエンジンも搭載されないし、ADASも一年以上前にモデルチェンジしたシエンタなみに見えるので、期待して待たなくて正解という印象。 一方のセレナはADASにプロパイロット(同一車線自動運転技術)が入れてきて、車体価格が291万円という価格設定からも、とても興味が湧いてきます。プレマシーではじめてクルーズコントロールありがたさを痛感して、これだけ楽になるならお金をかける価値はあると思うようになり、ADASに対する価値観が変わってきました。 各社2020年前後を目標に自動運転技術の確立の宣言を始めていますので、うちの場合順当にいけば次のクルマは自動運転機能付きになるんでしょうね。ここから各社の戦略がでてくると思うのでよくウォッチしていこうと思います。    

【2016 summer】人生を豊かにするために書く

Memory of 2016 summer   夏休みの思い出をば 鮎を食べに行ってきました。   ムスメと初めての海に行ってきました。   あと一緒に動物園にも行きました。     なぜ書くのか。最近聞かれたことがありました。人それぞれ人生を一生懸命生きているのだと思いますが、他人からみると何やってるのか分からないなんてこと、よくありますよね。一方自分でも、昨年の夏休みに何をしたか覚えていない、挙句の果ては昨日の夕食が思い出せない、夕食に関しては別に覚えておくおくことは必須ではないですが、もし美味しいものを食べたらずっと記憶にとどめておきたいと思うのは私だけではないはずです。 せっかくならその証拠、というか記録・思い出を残せたらいいなと思っています、少なくとも、楽しかった・嬉しかったことや今後役に立つだろうことに関しては。そういう思いが強くなった理由を考えてみるといくつかあるんですが、 楽しいことを書くことをある意味義務にすることで、積極的に楽しいことを探すようになる = 人生が楽しくなる。 生きていた思い出。晩年に自分の人生を振り返ろうと思っても、そうとう目ぼしい成果がない限り面倒くさくて書かないと思うし、記憶が薄れているはず。いつやるの、今でしょ。 昔からトークが得意なほうではなかったので、ゆっくり考えて書いたほうが私の場合はアウトプットしやすい。そして家族ができて、独自趣味の話題を共有する場が減ったので、そのはきだし口。 会社では自分のやっていることに対して透明性を保つようにしています。(透明性と書くと、透明で何にも成果がないと取られると違うので、見える化と書いたほうがいいでしょうか。)そのクセがプライベートにも出ている。何をやっているかわからない人、いるじゃないですか、そうはなりたくない。 ちょっとこじ付けっぽいですが、先日、ある国の人と呑んだのですが、彼の国は情報統制がかかっていて自由に発言しにくい。せっかく言論の自由の保障された国で過ごせているので、その権利を存分に享受したい。 前回は「自分の頭の整理」や「書く過程で物事を深堀することができる」などといった内側のメリットを書きましたが、今回は書くことの外側のメリットについて改めて考えてみました。    

【Godzilla】話題のシン・ゴジラを観てきました

Watched “Godzilla Resurgence” (2016), astonished.   夏休みにシン・ゴジラを観に行こうと思っていました。超映画批評の紹介で私の心に火が付き、インターネット上で絶賛のあらし、批判も少し、最近では石破茂も触れている話題作。 個人的には☆4.0くらいですね(5点満点)。ヱヴァ破のほうが面白かった。ヱヴァQの混乱を収束させるのは難しいけど、早くヱヴァの続きがみたいです。 4日間の立山登山から帰ったら、ムスメが歩いていました。脇をしめて一歩一歩踏み出す姿はまるでゴジラ。   広角レンズ&ローアングルで、特撮っぽく撮ってみたり。 行動範囲も広がったので、防衛ラインを考え直さなければなりませんね。     ということで、シン・ゴジラの感想文です。 (これから観る予定のある方は、このへんでブラウザをさっ閉じ)       唐突に始まりましたね。超巨大生物が東京湾に現れます。あとになって謎のプレジャーボートのシーンがあったなぁと思い出すくらい、官邸と同様に急激な状況変化に対応できないまま、超巨大生物の上陸を許します。 上陸した超巨大生物は巨大なサンショウウオみたいなかっこうの真ん丸目玉。なるほどこれが今回のゴジラと戦うのかと正直思いました。モスラとかキングギドラみたいな位置づけの超巨大生物なんだなと。エラから体液を撒き散らしながら臨海部を侵攻していきます。さすが敵役、きもちわるいと思っていたら、なんとこいつが形態変化してきました。形態変化して(第三形態になって)ゴジラっぽくなってきて、あぁこいつがゴジラだったのかと認識できたのが正直なところです。このあたりの官邸の対応の遅れがコミカルに描かれていて、SFもので意思決定機関の醜態を描くことは少ないので、新鮮な印象と日本っぽいと思わせられます。 鎌倉から再上陸したゴジラはさらに進化した第四形態となっており、再び東京へと向かってきます。印象的だったのが、AH-1の「目標が報告と違う」×3。そして多摩川防衛ラインでの攻防。攻防というよりは一方的でしたが、このシーンはまさに富士総合火力演習を見ているかのような陸自装備オンパレードをやってくれました。今年もチケットが当たらなかったのですが、ここで見られるとはうれしい誤算でした。 そんな通常兵器の攻撃などものともせずゴジラは東京まで侵攻してきます。パンドラの箱を開いてしまったのが米軍のB-2から投下された貫通型爆弾。バンカーバスターのような先端のとがった爆弾がついにゴジラの背を貫通します。怒ったゴジラもう止められません。口からの炎もだんだんと温度を上げていき、赤い炎から青いレーザーに、圧巻だったのが背びれレーザーで、イージス艦のアルマゲドンモードのような、それ以上の破壊力で認識される飛行体はすべて撃ち落されるという。レーザーで溶かされ、山の手東側は完全に壊滅。 通常兵器では歯が立たないことがわかったので人類は考えます、熱核兵器を使うか否か。幸いにも先のアルマゲドンモードで一時的にゴジラは沈黙したため、人類には2週間の猶予が与えられました。東京に核を使うかどうか、各国の思惑が渦巻く中、日本が提案したのが血液凝固剤の注入。ゴジラの体液調査などから得た知見をもとになんとか血液凝固剤を作製し、いざ決戦へ。状況としても、音楽も、エヴァンゲリオンのヤシマ作戦っぽいです。 きっかけはN700系爆弾どーん。ありったけの無人機で背びれレーザーを打ち尽くさせます。そのあと丸の内のビル群を爆破してゴジラの足を止めたすきに、コンクリート注入クレーンのようなクルマで例の血液凝固剤を経口注入。ここで官僚が手配する伏線のあったホイールローダーが使われました。クレーンの進路を拓くために、瓦礫の除去に使われたのでしょう。本当にこれで倒せるのかと疑問に感じながら、血液凝固剤の規定量に達しない段階でゴジラが再び活動開始。第二波は在来線爆弾どーん。もう一度血液凝固剤を経口注入。ゴジラが立ち上がってダメかと思われたが、みごと凍結完了・ゴジラ完全沈黙して作戦終了。 東日本大地震の原発事故の混乱を5年経った今、ゴジラという風刺で描いた見事な作品でした。    

【Tateyama】剱沢キャンプ場発、別山~真砂岳~立山三山縦走

Round trip of Tateyama from Tsurugi-sawa camp   4日目も別山~真砂岳~立山三山の縦走をしてきました。2日目の縦走との違いは雷鳥沢から出発したか、剱沢から出発したかの違いです。なぜわざわざ雷鳥沢まで迎えに行って剱沢まで戻ったかって?そりゃ剱岳を間近に見てもらうためですよ~ テントを撤収してフル装備で別山に登ります。ヘルメットやハーネスがかさばるのでかなりのボリューム、まるでガンダム0083のデンドロビウムみたい(ぉ   別山尾根まで登ってきました。今日は身軽に立山縦走とはいかずに、フル装備で立山三山を経て室堂に戻ります。   別山南峰   別山北峰   別山から立山を望む。 ちょうど前日あたりにTAJR2016のトップ選手が太平洋駿河湾にゴールしました。日本海富山湾をスタートして、剱岳~立山、まさにこのコースを経て太平洋まで駆け抜けていったと思うと感動します。立山~薬師だったり、仙丈ケ岳~塩見岳だったり、ゆっくり縦走してみたくなってきます。今年あたりからGPSトラッキングの性能がよくなって、ほぼリアルタイムにトラッキングできるようになったので、観戦も臨場感たっぷりだったと思います。 http://www.tjar.jp/gps/gmap.php?e=20160807a&maptype=cj4   真砂岳通過~   富士ノ折立認定ピーク   稜線から見る室堂はいつもすばらしい。大日岳の稜線から雲が迫ってきています。   大汝山通過~   もう一度室堂の眺望。外輪山が雲に囲まれてきました。   無事、雄山まで着きました。   雄山奥社と美しい雲   雄山から一ノ越に一気に下っていきます。ここからは混雑しているのでゆっくりゆっくり。   室堂山荘到着。空には雲が増えてきました。   室堂にゴールしたころには立山稜線は雲の中。 4日間天気もよく、思いっきり立山山域を歩き回ることができました。直射日光は厳しい半面、風は涼しくて、山に登らずにまったりしに来るだけでも気持ちよさそうです。(来たら来たで登りたくなってしまうのが目に見えていますが)   ケーブルカーで下山して、温泉で汗を流して、山行の締めくくり。   富山の食ということで富山ブラックラーメンを食べてきました@西町大貴二口店 メニューはブラックラーメンのみというシンプルなラインナップ。麺の量や硬さ、スープの濃さ、ニンニク有無が選べます。ノーマルでもスープは濃いのでライスをつけました。   セルフ麺上げ(ぉ この麺の色はスープが沁みているんでしょうか。さすがブラックラーメン、ちょっと濃いめです。スープを楽しみたいという声にこたえて、ぜひ割り下とかサービスして欲しいと思いました。   ということで4日間の立山登山もこれにてお開き、おつかれさまでした。来年は縦走がしたい! 1日目:【Raicho-sawa】山の日に立山入山、奥大日岳登山~雷鳥沢テント泊【Oku-dainichi】 2日目:【Tateyama】雷鳥沢ベースキャンプ発、別山~真砂岳~立山三山縦走 3日目:【Tsurugi】剱沢キャンプ場に転進し、剱岳アタック 4日目:【Tateyama】剱沢キャンプ場発、別山~真砂岳~立山三山縦走

【Tsurugi】剱沢キャンプ場に転進し、剱岳アタック

To the summit of Tsurugi-dake, 2999m   2日目のうちに剱沢キャンプ場に転進し、剱岳に登ってきました。 別山~真砂岳~立山三山縦走のあと、ロッジ立山連峰の雷鳥沢温泉で汗を流したのですが、転進のためテントを撤収しフル積載で雷鳥坂を越えていきます。地形や地図のイメージがどのくらい浸透しているかわかりませんが、雷鳥沢キャンプ場から剱沢キャンプ場まで別山尾根を越えていくのは、地味に大変です。 それだけに尾根に上がった瞬間に飛び込んでくる剱岳の姿には感動します。 剱岳と剱沢キャンプ場。   テントから眼前に剱岳がそびえたちます。   今夜はちょうどペルセウス座流星群が極大となる夜だったのですが、大して見ずに就寝。半月がでていたため星が見えにくかったのと、一眼レフを持ってこなかったのでモチベーションがあがりませんでした。とにかく早朝出発に備えます。   軽装のアタック装備で3:20出発。 真っ暗なのでヘッドライトの明かりをたよりに進んでいきます。剱沢キャンプ場から剣山荘をへて尾根に上がるまでは危険個所はないので、注意するのはルートファインディングのみ。岩場の上り下りの渋滞を避けるために早く出るのが定石なので、暗闇の上りを想定してこれでもかというほど多くのペンキマーキングが施されていました。 高度を上げるにつれてガスの中に入ってきました。天気予報は晴れなので、日が出て飽和水蒸気量があがればガスも消えることでしょう。   最初のクサリ場。クサリ場には上り下りで通し番号がふってあり、尾根に出る前に1番のクサリ場。まだ明るくなっていませんが、1番のクサリ場は足場もしっかりしているのでヘッドライトの明かりをたよりに進んでいきます。   尾根にでて小高いピークが一服剱。ここからの剱岳が圧巻でした。 まだガスが漂っていますが、雲間から見える真っ黒な剱岳がまさにモンスター。ディテールがよく見えないのでいっそう恐ろしく見えます。そして岩肌にはヘッドライトが見えます。(明るさを最大にしたノイズ乗りまくりのiPhone画質だと伝わらないかな) このモンスターを目にして、一服剱でハーネスを装着。2009年に登った時はヘルメットもハーネスもなしでしたが、2016年はヘルメットは90%程度(感覚的)の装着率まで定着してきています。ハーネスに関しては色々な意見があると思いますが、絶対に落ちないという安心感は絶大なのでつけました。ハーネスの装着率が決して高くないのは、知名度の低さとデメリットとしてあげられるカラビナ掛替の時間ロスでしょうか。ただ時間ロスに関しては、安心感の分 積極的に登っていけるので、スピード感はそこまで落ちないはず。(※ここで言う「ハーネス」はハーネスから1mくらいのロープを伸ばした先にカラビナをつけて、そのカラビナで両端固定されているクサリに掛け替えながら登攀する方法) 剱岳にハーネスをつけていくべきかどうかの議論のひとつ:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11111192611   日が出てきて予想通りガスが晴れてきました。剱沢キャンプ場はまだガスの中で、立山山塊が雲の上に見えます。   前剱のピークでちょうど日の出を迎えました。   ここからが本番なので、エネルギー補給してがんばっていきましょう。   朝日に照らされる剱岳。   明るくなったのでクサリ場の足場もよく見える。   剱岳頂上直下の岩場。   平蔵谷をバックに高度感のあるクサリ場を登る。   有名なカニのたてばい(9番クサリ場) 。垂直で先行者のソールの裏が見えますw   カニのたてばい(9番クサリ場)上部は特に高度感があるので、ハーネスがあると積極的にいける。   カニのたてばいを抜けると、稜線が細くなっていき剱岳頂上。   7年ぶりの剱岳2999m 久しぶりの剱岳、無事登頂です。繰り返しになりますが、ノーマルルートでも剱岳でのハーネス装着に肯定派です。   剱岳点の記。三等三角点。   剱岳頂上から剱沢のカールを望む。…

【Tateyama】雷鳥沢ベースキャンプ発、別山~真砂岳~立山三山縦走

Round trip of Tateyama from Raicho-sawa base camp   立山2日目は別山~真砂岳~立山三山と縦走してきました。 雷鳥沢から見上げる立山三山(富士ノ折立、大汝山、雄山)。今日は雷鳥沢ベースキャンプからぐるっと立山の稜線を縦走します。   雷鳥坂を登って、剱御前小舎から別山南峰2874mに登頂。雷鳥沢ベースなので、荷物は最低限です。   とっても身軽なのでついつい走りたくなってしまいます。別山の南峰~北峰コースタイム10分のところ、走ると1分くらいで着きます。3000m級なのでかなり息が切れました。くだりは快調だが登りがきつい!   北峰からはすばらしい剱岳の眺め。   今日は南のほうへ縦走するので行く先の眺望。別山から真砂岳を経て、立山三山を縦走していきます。   真砂岳2861m通過~ その先に立山三山がそびえます。立山は遠くから見ると台形の形にみえます。というのも富士ノ折立2999m、大汝山3015m、雄山3003mとほぼ同じ標高なのでそう見えるんですね。   まず富士ノ折立の基部に到着。山と高原地図ではルートは頂上を通っていません。前回通った時はガスっていたのでこの分岐で認定ピークとしましたが、今回はコンディションがよいので最高点まで行ってみました。   富士ノ折立の看板がありました。 ルートは岩をよじ登っていく感じで、特にクサリ等はかかっていませんでした。   次は大汝山。直下に大汝休憩所があります。この大汝休憩所は春を背負ってのモデルとして有名になりました。   大汝山が立山の最高地点なので登らないわけにはいきません。大きな岩の上に看板がさしてあります。   そして黒部第四ダムの眺めが最高です。先日ダムができる前の大日本帝國陸地測量部発行の地図がアップロードされているのを知ってから、ダムがなかったら深い渓谷に黒部川が流れていたんだろうなぁと想像してしまいます。 1:50,000 chikeizuGomanbun no ichi chikeizu1:50,000地形圖五万分一地形圖 ×Close 1:50,000 chikeizuGomanbun no ichi chikeizu1:50,000地形圖五万分一地形圖 Available online https://purl.stanford.edu/qh062ms9900 Use and reproduction Image from the Map Collections…

【Raicho-sawa】山の日に立山入山、奥大日岳登山~雷鳥沢テント泊【Oku-dainichi】

New national holiday “Day of mountain” launched in 2016.   山の日に山に行ってきました。 山の日に山に行ったのはミーハーな目的ではなくて、ちょうど友人と予定があったから。私のとこは休日ではなかったのですが、世間でも国民の祝日ですし、連休開始まで残り2日で休みやすそうだったので、休みをつなげました。そもそも今年から山の日を制定した目的って、日本人の休日を増やして欧米並みの実労働日数に近づけることだったり、休日の経済効果を得ること、だと理解しているので、私の使い方は正解なはずですw   クルマで深夜移動して富山地方鉄道立山駅に着くと、早朝にもかかわらず多くの人が立山入山を待ちきれんとばかりに行列をつくっていました。こちらも出遅れないようにとスピーディーに準備して、列に加わります。ケーブルカー始発は6:00に対して、取れたチケットは7:00。今日の行程は余裕があるので、ゆっくりと行きましょう。   ケーブルカー、高原バスと乗り継いで室堂に到着。ターミナル内も屋外もかなり賑わっています。出発前に登山届を出して、ご当地キャラと記念撮影をして、いざ出発! とはいっても今回は雷鳥沢ベースキャンプの計画なので、雷鳥沢まで小一時間荷物を運べば、あとは身軽になれるから気持ちも楽です。   室堂から雷鳥沢に向かいます。みくりが池に立山三山が映ってきれいです。   こちらは地獄谷。2009年に来た時は散策できたのですが、2016年現在は立ち入り禁止になっています。立山の山肌の緑の中に、この一角だけ草も生えない地獄谷は、立ち入り禁止になっていっそう恐ろしい。   室堂から周辺をスニーカーで散策するような気分で歩いてくると、雷鳥沢キャンプ場に着きました。上高地の小梨平と並んで、アクセス性抜群のテント場です。水場もあるし、トイレもあるし、温泉まであります。今回の山行でいちばんの収穫は温泉だったのですが、その温泉はもう少しあとにとっておいて、雷鳥沢にテントをたててベースキャンプ完成。 まだ10:30で時間はたっぷりあるので奥大日岳を目指します。重い荷物を持って移動する必要がないので、軽快な登山になりそうな予感。ベースキャンプ最高!   雷鳥沢キャンプ場から奥大日岳の尾根に登ってきました。左に立山三山、右に浄土山がよく見えます。   奥大日岳へのルートは、2014年にもとおったのですがその時はガスっており、こんなに景色のよい尾根道だとは知りませんでした。荷物も最小限の身軽で、気持ち良すぎて、ついつい走りたくなってしまいます。   みんな余裕の表情で奥大日岳登頂。後ろには剱岳の岩壁がそびえています。   時間的な余裕があるといろいろできます。チューハイをあけたり、ラーメンをつくったり。ペースを管理しないとクリアできない計画も達成感があって好きなんですが、こういうまったりした日があってもよいですね。   さてそろそろ雷鳥沢に戻ります。温泉と夕食が待っていますから。   雷鳥沢キャンプ場の下を流れている雷鳥沢。クールダウンのつもりで足をつけてみましたが、足を長く入れていられないほど冷たくて、冷たいを超えて痛いくらいでした。   ならば次は温泉に決定。雷鳥沢ヒュッテの雷鳥沢温泉に入らせてもらいました。外湯と内湯があって、内湯はシャンプー可ですが沸かし湯で、外湯が本当の温泉です。下がかろうじて隠れるくらいのしきり板の向こうには、立山の景色が広がります。もぉ最高。 そして驚いたのが、それなりに奥大日岳で汗をかいていたはずなのに、同じ服を着ても不快ではないこと。そう〇〇のもとは服ではなく、カラダのほうだったのですねwww これまでは結局風呂に入ってもまたその服を着る時がいやだったので、ならば嗅覚にあまり変化を与えない作戦にしていましたが、発生源がそちらとあれば積極的に風呂のあるルートを選んでいくことにしようと思います(ぉ   (食事前に臭いの話で失礼しました) 入山初日で重量も保存性も気にしなくて良いので、豪華に生の食材です。やっぱりドライフーズよりリーズナブルですし、なにより山の上でもちゃんと食べた感じがするのがいい。   リクエストのあったポトフにしました。ベーコンの出汁がきいて、ジャガイモもちゃんと火がとおって、おいしかったです。8月でも日が落ちてくると寒くなってくるので、真夏でもスープものはいいですね。秋でも冬でも使えそうなメニューでした。   そうこうしている間に、日が大日岳に沈みます。 2016年の立山登山の初日は、雷鳥沢にベースキャンプをつくって、奥大日岳ピストンして、お風呂入ってとまったりなプランがとてもよかったです。 雷鳥沢キャンプ場は、親子でキャンプしている人も多く見かけたので、うちももう少し大きくなったら家族で来てみたいと思いました。