The finale of the Tsugami-shindo “sea to summit” mountaineering
栂海新道Sea to Summit縦走の4日目最終日です。
この行程は計画時のもので、初日は遅れ気味だったものの、2日目・3日目で予定より進めたので、4日目は残すところあとわずかです。振り返ってみると実に濃い3日間でした。
2日目:黄連山から犬ヶ岳、長栂山、朝日岳を経て赤男山の先でテント。
3日目:赤男山から雪倉岳、白馬岳、小蓮華山を経て乗鞍岳の下で幕営。
4日目はあいにくの雨。前日の夜から降り始めて、朝になってもまだ降りやみません。あとは下山して温泉に入るだけなので、レインジャケットを着こんでいざ下山開始。天狗平も栂池自然園もガスの中でした。
湿った雪を大股で下ると夏道のコースタイムより早く栂池自然園とロッジが見えてきました。栂池と海を結ぶから一文字ずつとって栂海新道。こいうことで栂池は栂海新道縦走のゴールとしてふさわしい場所ではないでしょうか。
栂池自然園までおりてくると、雲間から青空がのぞき始めました。でも雲の動きがものすごく速い。前日に飛んでいきそうな強風を体感しているので、空は青空でも強風の尾根だと想像がつきます。前日はあの中に居たのかと思うと感慨深いものがあります。
栂池自然園のヒュッテ・ロッジに着いたら、もう安全地帯。4日目の行程は1時間ほどだったので、あっけない感じでした。振り返ると3日目に栂池自然園まで来られなくもなかったと思いますが、あそこはあそこで幕営にもって来いでしたし、なにより山の生活を一晩長く楽しむことができましたからね。
栂池ヒュッテをのぞくと、宿泊している方たちが朝食を食べたり、土産物を見たりしていました。この一軒だけ営業しているなんて知りませんでしたし、いきなり普通の人に出くわしたので、こちらがびっくりしてしました。
「海から来たんすよ」って二人で言おうと決めていたのに結局言えませんでしたよ(ぉ
ロープウェイの始発は8:30。早く着いて時間は十分あったはずなのですが、なんだか下山するのがもったいない感覚におそわれました。せっかく海から登ってきて、もっとこの風景をみていたい、ちょっとさびしい感じでした。
ロープウェイ、ゴンドラと乗り継いであっという間にクルマをとめてある栂池高原スキー場の駐車場に到着。
おわった~という達成感と、終わってしまったという喪失感が混ざった感じです。
とりあえず、お風呂で酷使したカラダを労わって、コーラでおつかれさまでした。
達成感が心に深く刻まれた素晴らしい山行でした。
Pingback: 【Amaharashi】立山連峰縦走計画2018 | turtle in the shell
Pingback: 【Akaushi Day2】裏銀座&読売新道ワンデイ:烏帽子~野口五郎~水晶岳~赤牛岳~奥黒部ヒュッテ 2020年9月【Kurobe cross】 | turtle in the shell
Pingback: 【Renge spa】山スキーツアー: 栂池~乗鞍岳~天狗ノ庭~白馬蓮華温泉【Day1】 | turtle in the shell