【Shirakami】世界遺産のほんの入り口

Climbed the Shirakami-dake, which is just an entrance of deep deep world heritage.   白神岳に登ってきました。 コテージを抜け出して(ぉ   コテージを抜け出したのが02:30。今日の出発までには帰ってくるという約束で白神岳に登ってきました。 日野林道を進んで、登山口の駐車場に着いたのが03:00。目標は登り3時間、下り2時間、合計5時間で08:00には下山すること。 このころはまだ雲がうっすらで、月も輝いていました。   雲間からは星がのぞいていました。   明るい月光に照らされて、、、と思いますが、、、森の中は真っ暗 ヘッドライトの明かりをたよりに、はじめてのマテ山コースを進みます。   真っ暗、ほんとうに真っ暗。登山は早立ちにかぎると言いますが、森はまだ眠っています。ちょっと早すぎたかな。。。ここ白神山地は映画『もののけ姫』の「背景の」モデルになったところみたいで、凶暴な動物を起してしまったらどうしようと不安になりながらも、山頂めざして進みます。登山道にも夜は蜘蛛の巣がそこらじゅうに張られていて、露払いならぬ、蜘蛛の巣払い。 まったく景色もないので、タイムと標高だけを頼りにペースを刻んでいきました。 夜が明けてきたのは、マテ山の稜線にでたころ。と、時を同じくして雨もぱらついてきました。   マテ山の稜線の植物の背が低くなってくると、白神岳の全容が見えてきます。白神岳でやっと世界遺産「白神山地」の境界線上ですから、白神山地の最深部は相当深いのでしょう。 残念ながら山は雲の中。   稜線にでました。やっと白神山地に足を踏み入れました。あと少し、山頂へむけてあと少し。     突然、3人組に出会いました。(05:45?)こちらもビックリ!あちらもビックリ! こちらとすればもう下山にかかっていますから、真っ暗な中登頂してきたのでしょうか?よく聞いてみると、山頂にある避難小屋に宿泊したとのこと。あとで覗いてみたら、快適そうな無人小屋でした。近くにトイレもあります。 (実はこのころすでに下山を終えている人がいたのですが、、、、、、、、、、) 白神岳稜線にある避難小屋。   白神岳頂上から来た道を振り返る。   雨の中ですが、ちょうど3時間で登頂です。時刻は06:00。   8時には下山して、コテージまでクルマで30分くらいかかりますから、息をつく間もなく下山にかかりました。   実はこのころすでに下山を終えている人がいたことを知ったのは、08:00すぎ登山口で下山ノートにサインをしたとき。僕は03:15に登山届を投函して、マテ山コースをピストンしてきたのですが、3人組に頂上付近で05:45ごろ出会うまで誰にも会いませんでした。それなのに僕より早くに下山している人がいることに、背筋が凍りました。真っ暗な登山道で、どこかに息を潜めていたのでしょうか?それを知らずにすぐ隣をとおりすぎていたと思うと、怖すぎる。 まあ、途中で雨が降り出したので、ぼくより後から登り始めて、途中で下山したのなら納得なのですが。 なにはともあれ、あまり夜間登山はするものではないなと思った深夜登山でした。