【Nikko Yumoto】キャンプは高原にかぎる 1500m日光湯元で星と炎【2020 Summer Day8】

Summer family camp at Nikko Yumoto camping site, which is ski resort in winter season


日光湯元にキャンプに行ってきました。冬にスキーに来たところが夏はキャンプ場になっています。
なぜここにしたかって、予約が要らないから。予約ができない、と言ったほうが正しいかもしれません。

最近、キャンプに行こうと探していて煩わしく思うのは、予約が必要なところが多いこと。そりゃぁ、せっかく行っても場所がない場合、利用者からは宿泊できない、管理者はクレームがつけられる、で最近は予約制になっているほうが多数派に見えます。

でも本当は、自由にふらっと行ってテントを張れるのが、自由なキャンプ旅だと思っています。ルーツが山登りだからかもしれません。コロナの影響でかわっているようですが、山のテント場は本来 予約という概念がなく、早く着いたものからテントを張っていくものです。

そういうわけで、土地に余裕があったり、管理がめんどうすぎて、予約制をしいていないキャンプ場を選ぶ傾向があります。

いろは坂を登り、中禅寺湖を過ぎて、戦場ヶ原を走るころにはずいぶん涼しくなってきました。
山登りばかりで、奥日光でゆっくり過ごすことは初体験に近いので楽しみです。

日光湯元ビジターセンターにあった模型。
中禅寺湖の東(右)にいろは坂と日光市街。1269mの中禅寺湖から、さらにだらだらと登って、1400mの戦場ヶ原はとても過ごしやすい。ここまで来るとクルマの数も減ってきます。(戦場ヶ原 三本松茶屋だけは混雑)

日光湯元キャンプ場の受付は、手前の日光湯元ビジターセンターにあるので、注意です。歩くと5分くらいかかります。

来る途中に受付してきてもよいし、キャンプ場の駐車場にとめてから歩いて行ってもいい。14時ごろついて駐車場は埋まり始めていた(キャンプ地はまだまだ余裕がある)ので、まず最初にキャンプ場にクルマをとめて、散策がてら位置関係を把握しておくのが良いと思います。

まぁ、歩いても5分ですし、その途中に最寄りのトイレがあります。

チョウジョと一緒にテント完成。
受付でもらった紐(日々色が違うことで識別)をつけておきます。

相変わらずの山岳用ドームテント。今回からファイアースタンドを導入しました。

周りの豪勢なテントと比べると、ピクニック感のあるわが家
でも、こんなミニマムなスタイルが好きです。荷物を運ぶのも楽ですしね。

タープくらいは追加してもいいかな。テントに被せて、前室とダイニングを兼ねた感じにしたいと思っています。

炭火で焼いたソーセージが美味しいこと、おいしいこと。なんで炭でやくとなんでもこんなに美味しくなるのでしょうかね。

昼過ぎについて特に何もしていないけど、火を焚いて食べているだけの時間がたまらなくよかった。

さて日も暮れてきました。開放的な雰囲気でお酒がすすみます。

そうそう、特記しておきたいのが、虫がいないこと。
トンボはたくさん飛んでいるんですよ。でも蚊もいなければ、ハエもいない。1400m超でとても涼しくて、虫刺されも気にせず、本当に快適でした。


キャンプ場の奥に見えるのが外山尾根。以前、外山尾根から日光白根山に登ったことがあります。

クルマに登山靴も乗っているし、深夜発で朝食前までにさくっと登ってこようかと画策しました。でも痛恨のヘッドライト忘れ。。。次回はちゃんと準備してこよう。山は逃げないが、チャンスは逃げてしまう。

その代わりに楽しかったのが、星空観察。スマートフォンしか持ってこなかったので、満点の星空は撮れなかったですが、かわりに星空アプリ「Star Chart」

久しぶりに星を見ると、中学の天体の授業を思い出します。北極星はあれだな、と北斗七星とカシオペヤ座から同定するだけでも楽しい。よかったのが星空アプリで、英語表示は日本語(カタカナ表記)と違って、なんだか勉強した気になりました。

東の空から三日月がのぼってきました。一気に明るくなってあたりの恒星は見えずらくなってしまいますが、火星や金星はとても明るい。こうやって太陽系の惑星平面を意識すると、太陽系惑星が探しやすくなるのは勉強になりました。

ぼけーっと夜空を眺めていると、流れ星が3~4つ見えたでしょうか?ペルセウス座流星群だったのだと思います。

こうやって自由な時間を過ごすのに、最適なのが焚き火なんでしょうね。うちは炭火ですが、暇つぶしに火をいじっていました。

星を見ながら、火をつくる。サイエンスを共通点に感じて、ふだん考えもしないことを妄想できたのがよかったです。

素晴らしい一日でした。