Stayed in Funakubo hut under typhoon attack.
北アルプス縦走5日目、の前に昨晩のつづき。
昨晩の夕食後、ネパールのチャイを飲みながら船窪小屋の歴史を鑑賞しました。YouTubeにもあったので、興味ある方はぜひドラマチックな船窪小屋の歴史をご覧ください。船窪小屋の初代お父さんお母さんとたった四人で囲炉裏を囲んで団らんできるなんて貴重なひとときだったなと振り返ります。
そして夜はこれまで行程を振り返りながら、熟睡することができました。折立に入山したのがはるか昔に思えてきます。
朝起きても台風で(熱帯低気圧にかわりましたが)まだ風が強く、針ノ木小屋まで行くにも5~6時間かかるので、今日は停滞を決め込みました。台風一過の好天時に縦走したほうがいいに決まってます。なにより船窪小屋のゆる~い感じに落ち着いてしまったので。
それにしても台風の動きがゆっくりです。東の高気圧がじゃまをして時速15km/hくらいの自転車並みの速度。逆に考えれば、15km/hくらいでも一日中こぎ続ければ、日本横断できるのだなと。
こんな悪天の日に上がってくる人なんていないから今日はもうお客さんも来ないだろうな~、なんて小屋番みたいなことを先輩小屋番(この方も本当はお客さん)と一緒に囲炉裏にあたりながら話していました。
ガラッ
(小屋番風に)こんにちは~、と言ってみました。 (さすがにいらっしゃいませ~とは言えませんでした)
朝もまだ10時すぎだというのに、こんな天気だというのに、お客さん来ましたよっ!
七倉ダムからあがってくる船窪新道はコースタイム6時間。それなのにまだ朝の10時ですよ。暗い中出発してきたか、足がとても速いか、その両方か、アルパイン女子(あとでわかる)のお客さんがきました。
昨日の僕らと同じように囲炉裏を囲んで靴下を乾かします。ほっとするひと時。
昨日からお邪魔させてもらっていて、丸一日が経ちました。囲炉裏にあたり、お父さんが山岳会時代の山行をききながら、時間はゆっくりとすぎていきます。
夕方は決まって大相撲のラジオ。そして暗くなる前に夕ご飯の支度です。
そして再びネパールのチャイ。今宵はメンバーが増えたので自己紹介のお茶会です。このくらいの明るさで、このくらいのメンバーでゆっくり話すのがちょうどいい。みなさん、普段は聞けないような幅広いバックグラウンドをお持ちで話が尽きませんでした。
二次会は貸切の寝室で飲み会。船窪新道を歩荷してもらったお酒各種を、帰りの荷物を軽くするという名目でたくさん飲ませていただきましたw 本当にごちそうさまでした。
寝る前に空を見にいったら、一面の星空。これなら明日の晴天は保証されたようなものです。
船窪小屋での一期一会でしたが、またどこかの稜線でいっしょに山登りしたいな~。次回はちゃんとお酒担ぎ上げますよ!
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