【Yakushi】折立より太郎小屋を経て薬師に至る

1st day of 6 days in Northern Alps.

 

北アルプス横断縦走に行ってきました。富山県側から入山して、長野県側にぬける計画です。

ルートは加藤文太郎の昭和5年の北アルプス横断をモチーフにしています。(もちろん厳冬期ではないですけど)

あまり長い山行をやったことがなかったので、できるだけ長く山の中にいるのももう一つの目的。

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入口と出口が違うのでアクセスにマイカーは使えず、公共交通機関でアプローチになります。

 

北陸にアクセスするには先日検討したように鉄道や空路がありますが、登山口行きバスへの接続を考慮すると深夜移動してくれる高速バスが待ち時間が少なくなります。登山口行きバスは早朝出発のみなので、前日の日中移動だと前泊の宿の心配をする必要がありますからね。

ということで、富山行きの高速バス。3列シートということだけでなく、きっちりカーテンを閉めてくれるので熟睡して富山入りできました。

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富山駅早朝発の折立行きバス。秋シーズンになると本数が減ります。富山0620発~折立0820着

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立山行きのルートとわかれて、山を登っていくと有峰湖が見えてきました。もう少しで登山口です。

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登山口到着です。

ここで給水と思って、ぜんぜん水をもってきていませんでした。しかし、ここの水道水はそのまま飲むことを推奨していないみたい。特にお腹弱いほうではないのですが、長いだけに大事をとって自動販売機で購入。そんな方が多いのか、自動販売機には水ボトルの割合がとても多かったです。

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1日目は折立から入山、(薬師峠でデポして)薬師岳頂上までいって、少し戻った薬師峠でテント泊です。

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登山口の看板、これから行程を考えると気が引き締まる思いです。「太郎山を経て薬師に至る」と書いてありますが、正確には(太郎山は経なくても)太郎平小屋を経て薬師岳に上がれましたけどね。

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太郎平小屋への登りの途中にあるアラレちゃんの看板。これが見えたら樹林帯を抜けるまであと少し。

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樹林帯を抜けると、薬師岳の稜線が見えてきました。そのあとのルートのことを考えると、今日は薬師岳頂上まで行っておきたいのでペース配分を考えながら登って行きます。

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途中の休憩ベンチから太郎平小屋が見えました。右の丘が太郎山。ね、太郎山は経なくても薬師岳(左の方向)に行けます。

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登山道はとてもよく整備されていて歩きやすくなっていました。有峰湖をを見下ろせるくらいまで登ってきました。

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太郎平小屋到着。

ここで登山届の提出と、薬師峠テント場の受付をします。太郎平小屋の北にある薬師峠テント場は800円(えー、500円じゃないの!)、水はじゃぶじゃぶ出ていて飲み放題でした。Docomoは太郎平小屋ではつながりましたが、テント場ではつながりませんでした。

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立山連峰の主稜線にでました。荷物は薬師峠テント場において薬師岳頂上を目指していきます。

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テント場のすぐ先は狭くて急な沢登りがあります。その先は薬師平と呼ばれるフラットな道。このあたりが森林限界になっていて視界が開けてきます。

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この登りに熊が出るのか、熊よけの一斗缶がありました。

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薬師岳山荘。空身ですが朝からの登りで疲れていました。薬師岳山荘に泊まる方たちも空身になって出発していくので、同じようなペースで登って行きます。

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東南稜の付け根までくればあともう少し。

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なだらかな頂上です。薬師岳頂上には祠がありました。

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立山連峰の中でもひときわどっしりとした薬師岳山塊の頂上に立つことができました。これからの行程を考えると、とりあえず今日薬師岳に登れて一安心。

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さてテント場に戻ってご飯ご飯。空は夕陽で赤く染まってきました。

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夜の楽しみは星。日没後は薄雲がかかっていましたが、夜明け前は雲一つない夜空。明日(今日)の天気も大丈夫そうです。

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とりあえず1日目おつかれさまでした~。これからの長い行程を思うと先が心配です。。。