Last (6th) day of Japan Northern Alps tour.
北アルプス横断縦走6日目最終日です。折立から入山し、薬師、黒部五郎、三俣蓮華、鷲羽、水晶、野口五郎、烏帽子、船窪と越えてきた「J字」の美しいルート。船窪小屋での楽しい停滞をはさんで、念願だけどもう終わってしまうと思うと寂しい最終日です。
船窪小屋から北葛岳、蓮華岳と越えて、針ノ木雪渓をくだって扇沢でゴールの予定。
雲海に浮かんだ七倉岳の尾根に建つ船窪小屋に別れをつげます。鐘を鳴らして見送ってもらえるのが嬉しい。
七倉岳山頂で日の出。台風一過で空は快晴です。
雲海上の美しい日の出。これだから縦走はたまらない。
七倉岳から七倉乗越でがっつり下りのあった後の北葛岳への登り。あと数時間後にはお風呂に入れると思うと、楽しみです。
残る頂上は蓮華岳2799m(右)のみ。北葛岳と蓮華岳の間には北葛乗越という天狗の大下り(北上したら大登りです!)があります。久しぶりの2800m級なので、気合いを入れて取り掛かります。
台風が通過してまた紅葉がすすんだでしょうか。縦走の6日間のなかでもどんどんすすんでいる様子がわかりました。
天狗の「大登り」。 鎖がでてきますが、岩質は船窪岳よりしっかりしているので、登っていても安心感があります。
ぐいぐい天狗の大下りを登りつけば、残すは蓮華岳頂上までのなだらかな尾根。
最後のピーク蓮華岳。ここからはもう登りはありません。ひたすら扇沢へ向けて下って行くだけです。
蓮華の尾根から、針ノ木峠に建つ針ノ木小屋を見下ろします。
針ノ木の谷を扇沢へ向けて。コルからはまったく雪渓はみえません。夏道(巻道)をくだっていきます。
中腹になって残雪がありましたが、雪渓上はスノーブリッジになっているので巻道を行きます。鯉のぼりが導いてくれるので道迷いなし。
雪渓がでてきてから大沢小屋を越えて扇沢が予想以上に長かったです。それでも無事、扇沢下山完了!
帰宅ルートは扇沢から特急バスで長野駅へ出て、それから新幹線。
そ・の・ま・え・に、楽しみにしていた温泉。大町温泉郷 日帰り温泉 薬師の湯です。扇沢からバスが頻発しているので、マイカーがなくても来れられるし、長野駅行き特急バスも発着しているので時間のロスにはなりません。
予想外だったのが、6日間体を拭くだけだったにもかかわらずシャツが臭くなかったこと。鼻が逝かれてるのもちょっとあるかもしれませんが、水分をすぐに吸い上げてくれるファイントラックの下着様様です。汗と皮脂を分離することで雑菌の繁殖が抑えられたのでしょうか。
6日分の臭い話はきれいに流し去り、不足していた水分・食物を急速補給。こうやって書いている一週間たった今でも足にしびれが残っていますから、満身創痍、身の丈にあった充実した山行だったなぁと振り返ります。
長野から新幹線に乗ったら、北陸新幹線用の新型車両でしたっ。なんだか得した気分。
長野をでるときはまだ山の雰囲気がのこっていますが、高崎あたりにつくともうギラギラした電飾が目にまぶしい。
帰ってきた瞬間から山が懐かしい。また休みをとって山に浸かりたいと思います。
2日目:【Kurobe-Goro】黒部源流稜線【Mitsumata-Renge】
3日目:【Washiba】北アルプス裏銀座縦走【Suisyo】
6日目:【Renge】北アルプス横断縦走下山【Ogisawa】
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