Ski climbing to Mt. Takambo
クリスマスプレゼントで遊べる時間をもらったので、五箇山のタカンボウ山に行ってきました。
前日の寒波がまだ続いています。五箇山に向かう庄川沿いの下道はだんだんと雪が増えていきます。くねくねした川沿いの雪道はそれなりに神経を使います。
しかし、早朝にもかかわらずしっかりと除雪されていました、素晴らしい。お金を払っている高速道路で除雪されていないと不満も出てしまいますが、逆に一般道でこれだけしっかりと除雪されていると感謝しかありません。ホイールローダー、ロータリー除雪車、トラックでたまった雪を空き地に運んでいます。そして最後にはモーターグレーダーで整地するという入念さ。五箇山なら雪道ドライブをエクスペリエンスとして訪れるのもありだなと思ってしまいます、素晴らしい。
上平の集落だったかな。ぽつんぽつんと集落が点在していて、昔は集落を結びながら東海と北陸を行き来していたのでしょう。除雪、ほんとうにありがとうございます。
五箇山ICをすぎるとすぐにタカンボースキー場。高速でくればアクセスバツグンです。帰りは高速道路で帰ったら、とても便利でした。下道は下道で、いい経験だったと思います。
さて今日はスキー場直下の坂道を登り切れるでしょうか?
しっかりと除雪されていたので、難なく駐車場にたどり着けました。
明るくなってきた7時過ぎに行動開始。スキー場に登山届を出してくださいと書いてあったので、スタッフの方が動き始めたタイミングで、事務所によって行きました。
タカンボースキー場の名前の由来となっている五箇山のタカンボウ山は、1119mと際立った標高ではありませんが、わかりやすい尾根伝いの地形がよかったので、ここにしました。
今日はポンツーン159cmのデビューです。駐車場からシールを付けて、スキー歩行でスタートできて楽ちん。
リフトはまだ試運転時間なので待たず、今回は練習が目的ですし、ゲレンデ端をシールで登っていきます。コンツアーハイブリッドミックスは、雪面をがっちりとつかみ、快適な登りでした。
スキー場トップ。
ここからがスーパーファットスキーの浮力の見せ所ですが、すぐそこにある第一鉄塔に登り上げるだけでもたいへんな積雪とブッシュでした。
第一鉄塔から少しだけ下って、最初の区間は細尾根が続きます。
細尾根は逃げ場がないので、勾配変化も木の枝も、そのまま受け止めていくしかありません。
ポンツーンの浮力は素晴らしい。体重で沈むことなく、新雪の上に浮いていられます。急な斜面が立ちはだかっても、板を前に出せば、強烈なトップのそりのおかげで、トップが雪面から浮上してきます。
新雪だとキックターンがまだまだ下手。もっと練習しないと、スピーディーに登れない。
細尾根と急な斜面で苦戦していたら、風が出てきました。
降ったばかりの新雪を、爆風が浴びせつけてくる。
タカンボウ山1119m、もっとさくっと登ってこられると思っていましたが、甘くはないです。午後には帰ると言ってあるので、今日は練習がメインと納得させ、敗退としました。。。
2日続けての撤退です、残念。バラクラバ、ゴーグルで完全装備ですが、すごい風でした。
下山は登りでつくったトレースをボブスレー。細尾根は、尾根から飛び出してしまいそうで、コントロールが難しい。
減速させるためにシールはつけたままにしておきましたが、逆に変なモーメントがはたらき、滑走姿勢がとれなかったです。
途中でシールも剥ぐ。板を脱いだら、この沈み込み。面積の少ないワカンでは歯が立たなかったでしょう。
ということで、今回のGPSトレース。スキー場トップからまったく進んでいませんね。もう少し頑張れば、尾根が開けてきて、登ってよし、滑ってよしな地形になるようですが、がまんが足りませんでした。
今回は練習と割り切って、つぎの機会にリベンジしたいと思います。
せっかくなのでスキー場ゲレンデ滑走。強烈なロッカーで滑りにくいと思っていたポンツーンですが、特に問題なし。左右の爪でしっかりと板に固定してくれるTLTのおかげか、きっちりと倒せば、カービングターンも問題なくできました。
パウダーにも突っ込んでみました。先端がつねに雪上に出て、パウダーをかき分けてくれるのをみて、船が大海原を進むような感じを受けました。まだ底つきのあるパウダーだったので、底つきなしなパウダーだったらどうなるのか楽しみです。
リフト1回200円は安い。さくっと3本滑って、今日は終了。
ブーツを脱いだら長趾伸筋が張っていました。ちょっと伸ばすと攣ってしまう状態。慣れないスキーの登りで緊張していたのでしょうか。下道くねくねを長時間運転する自信もなかったので、高速道の自動運転でさくっと帰って昼過ぎ。
新兵器を実戦で使ってみて、いろいろと課題が見えてきてきたので、有意義な半日でした。
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