Gods visit each house in the evening of new year eve.
男鹿半島のなまはげ館に行ってきました。
今回の東北旅行でぜひとも行きたいところとしてツマがアピールしてきたのが、このなまはげ館と隣の男鹿真山伝承館。私は、なまはげってときどきテレビでネタとしてやっている程度にしか思っていなかったので、ぜんぜんプライオリティは高くなかったのですが。。。 男鹿半島に行きたいというのは共通の思いだったので、行ってみることに!
結論からいうと、予想以上に行ってよかったです。おすすめです。
まずなまはげ館で「なまはげとは」を学び、そして男鹿真山伝承館で本物のなまはげにご対面した時の衝撃と言ったら、もう。うまく表現できるかわかりませんが、感想を書いてみます。
まず、なまはげ館
玄関からなまはげがお出迎え。なまはげ館と男鹿真山伝承館のセットのチケットがあります。メインディッシュはなんといっても男鹿真山伝承館でしたが、それもこのなまはげ館でバックグラウンドの学習があってこそ。どちらかだけだともったいない、隣なので両方訪れてシナジー効果を味わうべき。
なまはげの由来は諸説あるようですが(鬼に扮した説とか、ロシア人説とか、神様説とか)、個人的にはそこはあまり重要ではないと理解したつもりで、伝統継承とそれに基づく帰属意識づけ、またコミュニケーション(かなりあぶのーまるですが)で地域の教育・健全化にも役立っているのかなと。
なまはげのお面など衣装は集落ごとに異なっていて、独身の男性が大晦日の夕方から深夜にかけて一軒一軒まわることになっているそうです。伝承館でみることになりますが、なまはげさんが今年一年の様子をきいてまわります。収獲はどうだったとか、子供はどうだったとか。そして来年もよい年にしていきましょうと。
新年にむけて大晦日に一年の総括をするのはいたってあたりまえだと思いますが、なまはげさんと総括するというのが違うところ。テレビでやっているのは、なまけていた子供をなまはげさんが嚇しているところで、それはテレビ的に画になるところだけだったんですね。
とにかく百聞は一見にしかずなので、男鹿真山伝承館のようすです。
一応、先立ち人がなまはげさんが入っていいか主人に確認します。OKがでたら、なまはげさんが入ってきます。
戸をバンバンたたいて、扉をいきよいよくあけて、威嚇しながら入ってきます。四股踏んだり、オォ~とかうめき声たてながら。
主に今年一年の様子を聞いているところ。料理とお酒でなまはげさんをもてなします。
この時は主人と冷静に話しています。秋田弁のやり取りを聞ける貴重な機会。
ひと通り報告をうけて、なまけていた人がいたりすると迫ってきます。「悪りぃ子はいねぇがぁ」と再びはじまります。
観客の子供たちはギャン泣き
ほんとうは、なまはげさんも観客に気を使いながら暴れているので大丈夫です。ツマもなまはげさんに問い詰められて大満足。
はまはげさんが暴れておちた衣装の藁はご利益があるそうです。
地域に受け継がれた伝統行事っていいなと考え直すきっかけになりました。
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