【Akaushi Day3】黒部横断の日:奥黒部~平の渡船~五色ヶ原~獅子岳~一ノ越~立山室堂ゴール 2020年9月【Kurobe cross】

Escape from the heart of Kurobe to Tateyama-Murodo.


赤牛岳登頂は無事成功した。残すは黒部横断の3日目。奥黒部ヒュッテから出発し、黒部横断して立山室堂までゴールできるか。

1日目は、高瀬ダム~ブナ立尾根~烏帽子小屋で泊まった。
2日目は、烏帽子小屋~野口五郎岳~水晶小屋~水晶岳~赤牛岳と、裏銀座と読売新道を縦走して奥黒部ヒュッテまでたどり着いた。

3日目で、奥黒部ヒュッテ~平の渡船~平乃小屋~五色ヶ原~ザラ峠~獅子岳~龍王岳~一ノ越~立山室堂と、黒部横断して立山連峰を越えて脱出する。核心の2日目ほどではないが、まだまだ安心できないコースタイム12:40

平の渡船の始発6:20に間に合うように、奥黒部ヒュッテを4:15に出発。

黒部湖標高まで降りてきていたから大丈夫だろうと思っていたが、黒部川沿いの高巻き多数でかなりアップダウンがあった。しっかりと足場が組んであってありがたい、これがなかったら通行はできないだろう。

渡船場に近づいてきて、夜が明けてきた。

今日も先導してくれたのはオオシマさん。たわいのない話をしながら歩いていたら、あっという間に6:00に渡船場に着いた。

針の木谷側の渡船場。6:20始発が着岸。平の小屋側からは登山者は誰も乗っていなかった。

何気に楽しみにしていた平の渡船。ライフジャケットを着て、名簿に記入する。走行風で結構寒かった。

黒部湖ができる前は登山道があったらしく、その代替ルートとしていまも無料で毎日運航されている。風や高波で出航できないとき以外、雨でも10月いっぱいまで休まず運行しているとのこと。

2020年9月21日渡船始発メンバーで記念写真。
昨日から一緒だったオオシマさんは、黒部湖沿いをダムのほうに向かうのでここでさようなら。ありがとうございました。

渡船場から平乃小屋はすぐそこ。きれいな小屋で快適そうだった。

ここで、五色ヶ原への登りの準備をして、いざ出発。

黒部湖1500mから2500mくらいの五色ヶ原への登り。
刈安峠までは樹林帯がつづく。

尾根に上がるとだんだんと景色がよくなってきた。
樹林帯を抜けると、佐々成正のさらさら越えで有名なザラ峠が見えてきた。

樹林帯を完全に抜けたところが五色ヶ原だった。天国。

振り返ると五色ヶ原テント場とエガワさん夫妻。
後立山連峰と同じくらいの高度まで登ってきたことがわかる。このテント場も泊まってみたい。

五色ヶ原山荘に到着。
今年はこのシルバーウィーク連休3日目で小屋閉めとのこと。オートルート逆縦走のとき救われたカレーを楽しみにしていたのにザンネン。記録を見返したら、特別にカレーを提供してもらったと書いてあったので期待してはいけない。


まだまだ立山室堂までは遠いので、先に進もう。
前日の読売新道下山からスライドしながら来たエガワさん夫妻ともここでさよならだった。

ザラ峠から獅子岳の登りは、雲がかかっていて頂上が見えないだけに恐ろしかった。

獅子岳2714mを通過。なんだかんだ他のピークは巻いていくので、このルートの登頂は獅子岳くらいだった。

ザラ峠から獅子岳の登りでかなり消耗してしまった。

鬼岳の巻きは、もうへとへと。

龍王岳への登りが最後の登りなのでいくしかない!
寄り道になる龍王岳登頂は、満場一致でパスしたw

トイレに寄りたかったので、一ノ越経由で下山。
たくさんの人が立山(雄山)に登っているのが見えた。ぼくは雄山に登る気力も時間もない。

一ノ越から見えた雷鳥沢キャンプ場は大盛況。密でした。。。
アルペンルート終バスに間に合わないと、もう一晩テントになるので、いくしかない。

16:10立山室堂ターミナルにゴール!

休憩も入れたら12時間くらいかかった。特に後半はコースタイムを超えるようなのろのろペースになってしまい不甲斐ない。3日間付き合っていただきありがとうございました。


ハイライトはなんと言っても赤牛岳頂上からの風景。感動した。赤牛岳登頂にからめて美しいルートを描けたのもよかった。
完全燃焼、素晴らしい3日間の赤牛岳&黒部横断でした。
https://yamap.com/activities/7790444

2 thoughts on “【Akaushi Day3】黒部横断の日:奥黒部~平の渡船~五色ヶ原~獅子岳~一ノ越~立山室堂ゴール 2020年9月【Kurobe cross】

  1. Pingback: 【September】山行後の週末にムスメの自転車修理 | turtle in the shell

  2. Pingback: 【Mountaineering】2020年登山集計、傾向と対策 | turtle in the shell

Leave a comment